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7月24日令和元年夏の会

このイベントは、この活動に参加する方が集い、音楽をする会です。

2月から7月まで、
一般の方が参加する日中の2回のグループでは、

およそ12回 
一回1時間半の練習の中で、当グループでは30分を発声練習や基礎訓練を行っていますので、音楽練習としては12時間の練習を行ってきた上での会です。総時間は18時間

今回は、加藤識実先生が40分のピアノ五重奏を演奏し、
他にもオペラアリア、フォーレの合唱曲などなどを演奏しました。

中学校の学習指導要綱によると学校教育の音楽の時間は
1年時が45時間 2-3年時が35時間と決まっています。

もちろん、学校の音楽の時間では、合唱だけではなく、
リコーダーや 観賞など様々な時間がありますが、フェリーチェに参加している方々は、総時間として、学校教育と同等の音楽の時間を歌唱のみで過ごす事になります。

学校の音楽の内容よりは音楽的には大分いろいろな事ができるのが、この18時間という練習の時間の過ごし方だと考えています。

定期演奏会や、コンクールを目指す合唱グループは、月に最低12時間を練習にかけると思います。フェリーチェでは、複数グループの練習に参加している方は何人かは、月に7時間以上の練習している方や、すべての活動に参加している方は、12時間程度、その場合、半年間参加すると、72時間弱の合唱練習を行っての参加になっています。

(ちなみに理論上 3000円の会費を払えば、交通費は実費になりますが、
月に60時間の練習に参加する事ができるのが当グループです(笑))

当然、18時間練習に参加する方と、72時間参加する方とでは
音楽を楽しめる度合も変わってくると思いますが、それはそれでいいというか、
もうそこは、自由主義の尊重です(笑)
それでも楽しめる時間を作りたいと心がけています。


加藤先生は、さてこの40分の曲を何分位練習したかというと、
少なくとも20回分は練習したのではないかと思いますので、
800分 13時間以上ではないでしょうか?
もちろん、日々の時間の過ごし方も、音楽の時間を過ごしているので、
一般の参加者とは時間が違うという事になります。


当グループは、人生の中で、合唱に長きを置いてきた方よりも、
歌ってみたかった方や、ちょっとやってみたいと思った方、つまり学校教育以来、はじめて音楽の時間を過ごすという方も少なくありません。

言い方を変えれば、学校教育の音楽の授業が、
その後の人生において、音楽を楽しむきっかけとはならなかった方々が
多いという事になります。

半年間の中で、時間はみなに平等です
一日24時間で寝る時間 身支度の時間 食事の時間など、生命活動に必須な時間を入れると、一日の自由時間は10時間でしょうか?

それが180日で計1800時間をどう過ごすか・・

みなさんのこの1800時間はどう過ごされてきましたか?

フルタイムで働いている方は 月に176時間が労働時間ですので、
1056時間は労働し、一日2時間の通勤時間として、44時間が半年で264時間
残り自由時間の480時間をどう過ごされましたか?

その時間の中で、18時間、多い方では72時間 
音楽に費やした結果としての会がこの夏の会の3時間です。

そう考えると、中・高で音楽部に所属する人は、
一週間で10時間以上も部活動があるんだから、その積み上がり方はすごいですね

当グループでは、そこまでの時間の積み重ねは難しいし、大人になるとそうはいかなくなると思いますが、何年か活動が続いていますので、その時間も徐々に積み重なっています♪

学校の授業以来、歌う事もなく クラシックも聞かず、興味もなく過ごしてきたという方で当グループで音楽の時間を過ごし始めた方も多くいますが、
少なくとも、18時間を共に過ごしたからこそ
ドヴォルザークのピアノ五重奏に親しみ、パーセルのオペラの一節や、様々な歌を聞き、共に歌うという音楽の時間として、夏の日に3時間を共に過ごしました。

ただ歌う事を楽しむというのと違う、また、出来る出来ないよりも、

一定の学びの上で、音楽に向き合う楽しさの、再現を目標としているのがこの会です。

(ただ歌うのを楽しみたいのであれば、カラオケの方がよいでしょう)

半年間の中の21時間から75時間前後の時間の過ごし方としては

良い時間を過ごすきっかけとなった事を祈りつつ♬

みなさんからの感想としては、好意的な感想を多くいただき、ほっとしている所です。
この秋はも、イベントや 地域の文化祭への出演があります

時間の芸術が音楽という芸術ですが、
まずは、時間の楽しみ方の一つとして音楽がある事が大切だと思います。
そして、いい時間を作るには、一人一人の前向きな気持ち積み重なるのが合唱だと思います。これからも、一緒にいい時間を作っていきましょう!!


静止画と音声ですが、ドヴォルザークのピアノ五重奏を紹介♪