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発声の基本事項を常に意識しよう!

声楽の発声は、多岐にわたる 高音の作り方、強い音の出し方、

原語における歌唱のための子音処理、声色、などなど様々な事があり、

声楽を志しても、
マリアカラスの有名な言葉
「歌に関して言えば、私たちはみんな死ぬまで、学生なのです」

というとおり、これをやれば終わりという事がありません


発声の時間の中では、必ず
母音で歌います 喉に力をいれません。
あくびの様に、口の中のスペースを保ったまま
舌や唇をよく動かしましょう という事を徹底していますが、

この感覚をつかんでいただくのは実は簡単な事ではありません。

中高生の時に合唱部に入ったとしても
(つまり、入るくらい歌や合唱に興味をもつやる気を持ったとしても)
3分の1位から4分の1これが分からないで過ごす、もしくは辞めてしまう気がします。

ただ、基礎中の基礎ができれば、
出きない状態とは違って、別世界で合唱や歌唱の世界が楽しめるようになります。

表現は、音楽家によって違いますが、途中、これは母音ではないと表現している箇所
私は、母音と子音の結合と表現しています。
日本語は、そもそも子音と母音がある表記の言語ではないので・・

か き く け こ

これは、欧米では Ka Ki   ですが、
日本の場合、”か”という母音であり ”き” という母音である に近いと考えています。

ただ、日本人がしゃべる日本語そのままの発音では、広い音程を歌いづらく、広い空間で響く事を前提とできません、そうはいっても、1オクターブ前後の単旋律の歌唱は出来るので、日本でも民謡などの歌の文化が受け継がれてきました、合唱は西洋文化の多声部化の歴史の延長線上にあるため、西洋式の歌唱法が適しているといえます。


追伸:
欧米の一般の人ならだれもが明確に子音と母音を分けているかというと、
そんな事はなく、合唱音楽を行う人や、クラシックの歌唱を行う人だけであったりもします。