ライトモチーフ

「おんがくかいのよる」の練習が進んでいます。

音楽づくりをしながらの譜読みを終え、月に3回練習しているグループでは、

6月3週目の練習では、この作品についての、簡単な楽曲分析が行われました。

ライトモチーフという言葉を聞いた事があるでしょうか?

wikipedia ライトモチーフ

「独: Leitmotiv )とは、オペラや交響詩などの楽曲中において特定の人物や状況などと結びつけられ、繰り返し使われる短い主題や動機を指す。単純な繰り返しではなく、和声変化や対旋律として加えられるなど変奏・展開されることによって、登場人物の行為や感情、状況の変化などを端的に、あるいは象徴的に示唆するとともに、楽曲に音楽的な統一をもたらしている。示導動機(しどうどうき)とも。」

wikipedia の解説をそのまま引用しましたが、

 

例えば、

物語の人物を象徴する旋律が与えられ、その旋律が現れる事で、

物語の人物が現れなくても、その人物の事だと感じる事ができる音楽づくりの手法の事です。。

 

スターウォーズ

ゴジラや、ジョーズに出てくる象徴的な音楽の存在に似ています。

ジョーズの、ターラッ、ターラッという響きを聞けば

人食いざめだ!!と、認識している人は、世の中に多いのではないでしょうか、古典の楽曲などにはこういった作曲技法は用いらていませんし、合唱曲や、歌謡曲などでも、あまり用いられません。


この「おんがくかいのよる」では、

皆で使っているボーカルスコアの中の音楽の中にも、

いくつかの気持ちや、状況を示唆するモチーフをすぐに見つける事ができます。

絵本を題材とした作品ですので、物語は朗読さえあれば、伝わるのですが、その心情や状況を表す手段として

音楽上のモチーフが出てきます。

 

音楽がなければ、魅力が半減したかもしれない映画はたくさんありますが、

この音楽作品の「おんがくかいのよる」では、音楽が入る事で、絵本や物語の魅力が増しています。

月に2回のグループでも、7月1回目から、この解説が行われるそうです!

 

さあ、7月28日まで、あと一か月、

せっかく出会ったこの作品です。

難しい~、歌えない~、どこだかわからない~だけではなく、

ここが楽しい!!と

 

新作の魅力を、一つでも多く見つける事が楽しいと思う、楽しみ方ができる様に

練習できると素敵だなと思います。